Xenoblade3 (ゼノブレイド3)
中央値: 72 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 2 難易度 2.50 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt |
70pt
GOOD!
物語はかなり面白かったです。10年間しか生きることが出来ない世界で戦うことを強いられていた主人公たちが、60年間生きている人物に出会い、本当の人間の在り方を取り戻すために戦うというストーリーで、全7話での構成になっています。特に5話の伏線回収、驚愕の展開には鳥肌が立ちました。
また、戦闘のシステムも面白かったです。1の様に位置取りやヘイト管理、技を使うタイミングが重要で、更に十字ボタン、A~Yボタン、ZLZRとほぼすべてのボタンに役割があり、忙しく大変なのですが、偉いことにオートバトル機能があるので強敵は手動で、格下はオートで楽する、と、昨今のトレンド抑えてるなと。
目的地までのルート案内もかなり正確にやってくれるので迷子になりにくくて良かったです。
全体的にゼノブレイドシリーズらしさがよく出ていて完成度は高かったです。
BAD/REQUEST
①UIがモノリスクオリティです。言わずもがなですが。
②やたらと回避率が高い敵ややたらとガードしてくる敵が居て面倒です。適正レベルで、10レベルくらいの再序盤でも頻繁に出てきて本当に鬱陶しいです。貴重なアクセサリ枠で命中率を確保したりガード耐性付けるのも勿体ないし、シンプルにパラメータの調整が雑だと思います。
③再終盤になると戦闘がかなり大味になります。初手インタリンクからの全体技ぶっぱで雑魚戦は大体なんとかなっちゃいます。
④回復役の範囲回復技が引くほど狭いです。敵の苛烈な攻撃に対してこちら側の回復が間に合う気がしません。特にデカイ相手だと、位置取りが重要なバトルシステム上、メンバー間の距離も広くなるので、回復のために反復横跳びが頻発します。
④笛の音色で死者の魂を弔うおくりびとという主人公の役職柄かBGMに笛の音色を多用しているのですが、ゼノブレイドシリーズの全員が技名を叫ぶやかましいバトルにおいては若干気の抜けた感じになってミスマッチ感が否めません。メロディライン自体はいいと思うので普通にギターギュンギュンしてほしかった。
⑤それまで非常に面白かったストーリーの終わり方が納得がいかない感じで後味が悪かったです。全体的に説明不足だし、別にハッピーエンドで良くね?と。DLCで追加ストーリーとありますが・・・内容が良けりゃ良いほどDLC前提ストーリーやめろってなりません?
⑥発見したロケーションがマップに記録されません。恐らく、全てのロケーション、秘境、ランドマーク、休憩ポイントを発見するとマップが埋まるんですが、ロケーションが記録されない関係で、まだ見つけてない所が何処なのか分からないので不便です。別にスキップトラベル出来るわけでもないので、雰囲気以外に価値が一切ないです。
⑦物語の大きな展開を引き起こす原因が、大概が嫉妬心やら様々な感情を暴走させたメンヘラによる周囲を巻き込んだ自爆感が否めなくて感情移入が出来ないし、魅力を感じないです。
COMMENT
BADに書く程のことでもないのでここに書きますが、クリーニング必要?条件は不明ですが(時間経過?)服が段々汚れていく仕様があり、それを休憩ポイントでクリーニング出来るんですが別に服の状態による特別な効果は無いんですよね。旅してる感が出したかったのか分かりませんがそういうのはリアリティのあるゲームでやればいいと思います。
まぁ普通に良作だとは思いますが、ゼノブレイドを名乗るなら当然初代(というかDE)と比較されるのは目に見えている訳で、あの超レジェンド神ゲーと比較して採点すると微妙という評価になってしまうのは仕方ないですね。私は十分満足していますし他人にも薦めたい一本ですね。
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GOOD!
ゼノブレイドは1、2,Xとプレイ済みです。
〇オリジナリティ
ゼノブレイドナンバリングシリーズとして完成形と言って良いと思います。
ゼノブレは1と2でまったく違う方向性を持ったJRPGでしたが、それを見事に融合させたうえで1も2も超えるような圧倒的完成度で作られています。
基本的には王道だった1をベースとして、そこに2で良かった要素を盛り込んだ、と言った感じでしょうか。なのでどっちかというと1ファンの方向けな作りをしていると思います。
ただその完成度たるや凄まじいです。超がつくほどの広大なフィールド、さまざまな収集要素や成長要素、膨大なうえに面白いサブクエスト、難しめだが楽しく爽快なバトル、アニメのような見応えあるイベントシーン、JRPGにあってほしい要素をすべて高密度で膨大に詰め込んだらこうなった!みたいなRPGです。他に類を見ないという点でオリジナリティ高めかと。
〇グラフィック
スイッチなのでたまにジャギジャギ感やカクカクなところもあります。ですがそれは仕方ない!これほどの膨大で広大なフィールドならば多少のグラフィックの粗は気になりません!
キャラクターのグラフィックもアニメ的ですがとても良く作られていて、なにより凄いのはその表情!イベントシーン作った人すごすぎます。2でも凄いなぁとは思いましたが、それをはるかに超える演出力で圧倒されます。映像的に綺麗なゲームはそれはいくらでもありますが、JRPGでここまで演出力にこだわったゲームはそうそう無いと思います。
〇音楽
BGMとして完璧です。どれもそのフィールドやシーンにピタリときて違和感無く、またどれもなかなかの良曲だと思います。
ですがやはりゼノブレイドと言えば「名を冠する者たち」でしょう。今作3の名を冠する者たちFINALEは個人的にはシリーズ最高でした。どうがんばっても1の名を冠する者は超えられないだろうと思っていましたが、まさか超えてくるとは。ほんと最高に燃えます!
〇快適さ
モノリスソフトのゼノブレイドと言えばシステムやUIでの快適さは悪くて当たり前、というのま今まででしたが今作はとんでもなく改善されてます。相変わらず複雑なゲームシステムのせいでやたらと項目が多かったりわかりづらかったりは今までどおりですが、ショートカット機能を付けたのは本当に英断だったと思います。あとクエスト場所まで線が出て教えてくれるのも良かった。アクセサリも探すの大変ですが、お気に入りやロール分けされたりとモノリスがんばったなという感じがします。シリーズ最高の快適さなのは間違いないです。(あくまでゼノブレイドシリーズではです)
〇熱中度・満足度
サブクエストが膨大にあり、またこれが世界観やキャラクターをより深く知り楽しめる要素となっているのでついついやってしまいます。収集要素や育成要素が多いのでJRPG的なコツコツを積み上げていくような楽しさがあります。ものすごく熱中するというわけではないのですが、サブクエの完成度がどれも高いので満足度はとても高いです。
〇バトル
面白い!おもしろいです!全体を理解して面白さが理解できるまでにざっと20時間くらいはかかりますがわかってしまえば面白い!フィールドにたくさんいるユニークモンスターにどんどん挑みたくなります。強い敵に対して全滅してから、なにを装備すればいいのか、ジェムは、ロールをどうするか、ロールの人数やバランスは、アクセサリは、アーツはどうするか、など全滅したあとに考えて再戦すると面白いように勝てます。
アタッカーを強くし過ぎればヘイトを買ってやられてしまう、じゃヘイトを下げる装備に。ディフェンダーはヘイトを稼ぐ装備に。ディフェンダーが倒されるとパーティが崩壊するのでヒーラーを増やそうか、など敵に応じて編成を考えることがゼノブレイド3の戦闘の醍醐味だと思います。この戦闘中よりも前準備でほぼ勝負が決まると言っていいというバトルシステムは良かったです。
〇コンボ
ブレイク→ダウン→ライジング→スマッシュ!さいっこうに気持ち良いです!
バフと装備で強化した状態での一撃でボスのHPを半分削ったときは笑います。
〇ウロボロス化
序盤のうちはそれほど強さがわからないですが、後半になるとえぐいほど強いです。
〇主人公の必殺剣
これもストーリー後半で解放されますが、強すぎて笑います。
JRPGの主人公だからこういう恰好良さは良いです!
BAD/REQUEST
〇超超長いイベントシーン
JRPGではよくあるいわゆるイベントシーン(ムービーシーン)ですが、もう他に類を見ないほど長いです。全部合わせたらアニメ映画何本分?ってくらい長いです。このイベントシーンの出来がこれまたすさまじく良いので文句言いたくないのですが、それにしても長すぎます。ゲームのムービーが好きじゃない方の場合キレる可能性すらあるほど長いです。私の場合は無線のコントローラーが気付いたら切断してるくらい長い間操作してませんでした。
〇難解な世界観とストーリー
まず世界観がかなり特殊です。よくあるJRPGのように見えて、SF作品にたまにあるいわゆる世界法則そのものがまったく違う世界が舞台となっています。JRPGでも基本とするところは現実世界と似たような設定になってることがほとんどだと思いますが、ゼノブレイド3は世界の根幹の法則そのものが別物という世界設定なので序盤のあたりではキャラクターたちの考え方にとても違和感を感じます。共感できないことや理解できないことが多くやや混乱するかもしれません。
〇ED
EDも難解です。いや一応はこういう終わり方なのかとストーリー的にはわかりますが、なんでそうなったのか、何がどうなったのか、がわかりづらいまま終わります。多分これは追加DLCに繋がる?のかな。
〇回収されない伏線
ストーリー中で意味ありげにあった伏線が回収されずに終わります。ただクロスのような途中でぶん投げて意味不明なままというわけではないので考察のし甲斐はあります。
これもDLCで語られるというならまぁいいかなとも思います。
ただ伏線すべてやED後どうなったかなどすべてをDLCでやろうとすると過去編やED後編などかなりたくさんの追加シナリオが必要になりそうな気が・・・。
〇ラスボス
ラスボスとしてはちょっとイマイチ物足りない感じがしました。
DLCで真のラスボスとか来ないかしら。。。
〇続編もの
1と2を知らなくてもストーリーは理解できるとは思いますが、でもはっきり言って1と2をクリアしてないと楽しめない部分も多々あるように思います。まぁ1と2をクリアしててもよくわからない点がけっこうあるんですが。
COMMENT
ゼノブレイド1の正統な続編にして完結編、といった感じでしょうか。
JRPGとしてならもう他の追随を許さないレベルで圧倒的だと思います。
物量、完成度ともに狂ってるレベルです。(褒めてます)
モノリスソフトさんに潤沢な時間と予算を与えるとこんなとんでもないものを作り出せちゃうよ!ということを証明したと思います。
ストーリーに関しては賛否あるところもありますが、全体的にはかなり面白いストーリーでした。賛否の否の部分は長すぎるイベントシーンといまいちなラスボスからわかりづらいEDなところくらいじゃないかと思います。ゲームとしての完成度は完璧に近いとすら思いました。
キャラクターに関してもメインキャラからNPCまで本当に良いキャラでした。個人的にゼノブレイド2のキャラが好きになれなかったので3はサブクエストも隅から隅まで楽しめました。
多分ですが多くの人がユーニとタイオンは好きになるような気がします。
JRPG好きなら買って損なしなレベルなのは間違いないです。
とくにゼノブレイド1が好きだった、という人向けに意図して作られてる感があるのでそういう方はぜひやってみてほしいです。