GOOD!

・全国全ての城を落とさなくてもクリアできる
信長シリーズは後半は消化試合でダレてくるため非常に大きい要素です
だいたい全国の4割位を支配すれば任意のタイミングでクリア出来るイメージです
これはまだ強敵は残っているけどほぼ勝ち確定で飽きてくるかなという絶妙なタイミングです
条件を備えている限り好きな時点でクリアにできるため、そのまま全国統一までプレイも可能です
また城をAI（軍団）に委任出来るため、城が増えても操作する場所は少なくする事も出来ます

・強い武将数人で無双出来ない
強い武将はやはり強いですが、他シリーズほどの無双は出来ないためよりリアルになって良かった点です

・他機種版のDLCが（多分）全部入りでお得
シナリオも沢山ありますし、オリジナル武将を作る際の顔グラフィックも沢山あります

・携帯機で本格SLGがプレイ出来る
気軽に信長シリーズがプレイ出来るのは大きいです
PCや据え置き機の電源入れて前に座ってというのは毎日面倒ですが、これはベッドで横になりながら気軽にプレイ出来ます

・簡単に引き抜けない、引き抜かれない
悪い面にも入りかねないのですが、ほいほい引き抜ける方が違和感あるので良い面としました
忠誠度が低くても即引き抜きはない（事前に部下から忠告がある）ので対策が取れます
逆に引き抜くにも時間がかかり、時々対策を取られて時間の無駄に終わります

BAD/REQUEST

・兵士が城に紐付け
欠点とは言いづらいのですが、今までのシリーズとは勝手が違って兵士輸送などなく終盤になっても後方から出陣させたりと面倒です
ここはリアルになって良い面でもありますが面倒でもあります

・戦術面の要素が薄い
基本的に戦略重視となっていて、敵より多い兵士を用意したら相手部隊や城を囲むという手順の繰り返しです
そのため戦術でひっくり返したりはしづらいゲームです
一応会戦という戦術要素もありますが、難易度によってはコンピュータも手強く会戦を行わない方が被害が少ないですし時間もかかりません
山道などで前が詰まっている場合の大会戦は例外的にプレイした方が色々と話が早くなります
個人的には戦略重視に不満はありませんが、戦術面も楽しみたい方には退屈なゲームだと思います

・城数や人口が国力の最重要要素のため、僻地や山地の大名は厳しい
関東中部の平地に城を複数持つ大名は非常に有利です
また武将が少なく城も少ない弱小大名は今までのシリーズ以上に即座に滅亡します
そのため新規勢力でのプレイも難易度が高いです

・捕虜への選択肢が少ない
登用に応じない捕虜は斬首か解放しかないのはどうなのでしょうか
そのまま捕虜として幽閉して時間をかけて説得する事が出来、好きなタイミングで斬首や解放、時には人質交換出来るとかあっても良いと思います
（同社の水滸伝には上記の様なものがあった覚えがあります）
このシステムと引き抜きがしづらいお陰で、相手大名の最後の城を落とす以外に部下を増やす手段がほぼ無いため武将の少ない大名の序盤は本当に厳しいです

・軍団AIが余り頭が良くない
内政させるだけなら問題無いのですが城下の道を広くするなどはしてくれない様です
また戦争も大名直轄軍団が闘っているのに援軍をよこさない事が多く、楽勝の戦場には援軍を送ってきたりと良く分からない行動を取ります

COMMENT

無印版は未プレイです
色々なところで見聞きしていた通りに信長の野望の中でも名作と言える出来だと思いました
戦争面に重点を置きたい人には不満だと思いますが、内政や戦略面を重視したゲームとしてはかなり良い出来です
イメージ的には信長の野望烈風伝と他社ですが天下統一（の2辺り）を合体した感じでしょうか
飽きてきても時間をおくと違うシナリオ別の大名でまたプレイしたくなる、そんなゲームです

過去作と比べて信長が強いのも良いと思います
武田毛利島津も強いですが、今回は立地面の要素も大きいため信長は最強クラスです
（前半の今川、北条と後半の徳川も強いです）

操作は基本的にコントローラーで全てを行えますがタッチ操作でも行えるため素早く選択する事も出来ます
ただ画面が細かいのでタッチのみですと操作が大変ですので、タッチは補助的に使う事になります