ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
タイトル概要
中央値: 83 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 12.73 難易度 2.75 mk2レビュー数 20ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
総合点
83pt
83pt
GOOD!
これまでに無いほどの自由度の高さ。
オープンエアと称された遮る壁が無い(壁があってもそうとは感じさせない)
本当に何処へでも行ける広大な世界。
謎を解いて進んでも良し、力ずくで進んでも良しの自由な攻略方法。
4英傑やゼルダといった味方キャラはもちろん、イーガ団のコーガといった敵キャラ
も含めて魅力的なキャラクターが多い事。
コログ集めを筆頭としたやりこみ要素の多さ。
多くの要素が詰め込まれたオープンワールドゲームにも関わらず、バグが非常に少ない。
それでいてプレイヤーに有利に働くバグに関しては、発覚してもあえて残してくれている
という開発陣の懐の深さ。
BAD/REQUEST
メインダンジョン、ボスの少なさ
本作はメインダンジョン4つ、ボスも4体と少な目となっています。
その上ボスは全員がカースガノンで、これまでのようなバラエティに富んだボス敵を
期待しているとガッカリすると思います。
雨
やり方次第では有利に働く側面もありますが、雨の時など操作が制限されるのは
やはり面白く感じないでしょう。
COMMENT
ゲーム史に残る傑作。ただプレイしているだけで純粋に楽しい。
他のオープンワールドゲームと比べて、特別な事をしたり、斬新な要素があったりしませんが
とにかく完成度が高い作品。
時のオカリナ以来の大きな転換点となるであろう作品です。
これ以降のゼルダが、この作品を越えられるかが心配になってしまうほど。
文字通りに「伝説」を作った作品だと思います。
[
問題報告 ]
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GOOD!
【オリジナリティ、熱中度 5】
・移動の自由度が高い
オープンワールドのゲームは初めてなのでほかのゲームと比較できないのですが、フィールドで見えるところは大概どこでも行けてしまうのは本当にスゴイと思いました。
移動方法も徒歩、馬、パラセールで滑空、泳ぐ、崖を登る等多彩です。
地図上で「ここが怪しいぞ」とか「ここはまだ行ってないな」等目星をつけて行ってみると、コログが隠れていたり、祠があったり、強敵が寝ていたり、宝箱が埋まっていたり、行く先々で新たな発見があって飽きません。
ただ走り回っているだけ楽しいです。
・攻略の自由度が高い
バトルにせよ祠の攻略にせよ、効率のいいクリアのしかたはあるのでしょうが、基本的には目的さえ果たせればあとはプレイヤーの力量や考え方次第というところが素晴らしい。
例えば道行きに魔物がいるならば、枯草に火をつけて焼き殺しても、一匹ずつおびきよせてから斬り伏せても、夜魔物が寝るのを待ってから武器を奪って急襲してもいい。
試行錯誤してうまく解決できたときの喜びは格別ですね。
私はアクションが苦手なのでこの自由度の高さはとても助かりました。
【グラフィックス 5】
初めてリンクが外の世界に出たとき、何て美しい世界なんだろうと感動しました。
輪郭線がなく、光と影だけで構成された透明感のある風景がどこまでも広がっていて、そのなかにリンクが佇んでいるだけで美しい絵画のようです。
また空の表現が素晴らしく、ぼーっと眺めているだけでも楽しいです。
朝から夜、また朝へと移り変わる空。にわかに雲がわいてきて激しい雷雨になったり、一転して眩しいほどの快晴になったり。
雨が上がったあとに虹が出ているのを見たときには何て凝ってるんだろうと驚いたものです。
あまりに美しかったのでその時とったスクショは今でも消さずに大事にとってあります。
キャラクターはリアルすぎず、かといってデフォルメしすぎてもいない造形で好感が持てます。
あまり過激な描写もないので老若男女問わずおすすめできます。
【音楽 4】
フィールド上だと高いところにのぼったり、夜になったりするときなど、要所要所でピアノが中心の音楽がごく控えめに流れてきます。
逆に人の住んでいる場所やダンジョンにはずっと流れているのがメリハリがあっていいなと。
あと、攻略を進めていくと曲のテンポが変わったり、建物の中と外で曲調が変わったりするのはすごい(特にハイラル城は感動しました)。
4にしたのはきっと過去の作品をやっていたらもっと楽しかったに違いないと思ったので……。
【その他良かったところ】
・地名の付け方、人名の付け方が分かりやすい
例えばハイリア人の名前は植物関連、ゾーラ族は音楽関連の言葉のもじりです。
地名もウオトリー村付近は魚の名前、リト族の村付近は鳥の名前をもじったものとか……。
名前を聞けばだいたい何人なのかとか、どの地方なのかがわかるのがすごいですよね。
今作はとにかくフィールドが広大なので、名前だけである程度どこに行けばいいのか目星がつけられるのはありがたかったです。
・個性的で魅力的なキャラクターたち
メインキャラであるゼルダや英傑たちは、イベントムービーや日記を中心に断片的に人物像が語られるだけなのですが、魅力的な人物であることは伝わります。
また、行く先々で出会うハイラルの住人たちもみんな個性的で話していると楽しいですね。
リンクが会話を終わらせるときに、必ず何らかの別れの台詞を言うのが律儀で好きなんですが、そのときの相手の反応がそれぞれ違うのが芸が細かいなあと。
芸が細かいといえば、会話の端々からリンクの性格が察せられるのが楽しいですね。
会話中にページを送っていると「うんうん」とか「それでそれで?」とか会話を切り上げるためではなく、本当に相槌しか意味のないコマンドが出てくることがあって面白いです。
100年前は周囲の目のせいで無口で愛想がなかったようですが、100年後は興味の向くまま楽しそうに冒険している感じが伝わってきます。
・リンク=プレイヤーという工夫がされている
リンクが記憶喪失であるという設定は、初めてこのゲームの世界に触れるプレイヤーの状況ととてもよく似ています。
リンクが世界を知っていくのと一緒に、プレイヤーも新鮮な気持ちで世界を知ることができる。
この「操作キャラ=プレイヤー」という感覚は、ゲームへの没入感を高めてくれる意味でとても大切だと思います。
なので、すごいシリアスな状況のはずなのに何でのんきにキノコ採りとかイノシシ狩りとかしてるんだろう?というような違和感を抱くことが少なくてすみます(笑)。
・試練の祠でプレイヤー自身が自然にレベルアップ
祠をクリアする一番の理由は克服の証ゲットでしょうが、プレイヤーの操作が上達するための訓練場、また操作方法のガイドになっていることも重要なところかと思います。
試行錯誤して問題解決するのが楽しい今作ではありますが、誰でも柔軟な発想ができるわけではないでしょう。
そこで祠の試練が「こういう操作をすればこういうこともできる」とプレイヤーに気付かせてくれるのです。
それが一番生かされるのは神獣内攻略で、「あっ、これ前に祠で同じような仕掛けを見た!」と気付くため、全く攻略方法がわからないということはあまりなかったです。
実にうまい作りになってるなあと感心しました。
【満足度 4】
おおむね満足ですが、気になったところもあるので1点下げました。
詳細はBADのコメントにて。
BAD/REQUEST
【快適さ 3】
いずれも致命的なものではないですが、気になったところを挙げます。
・ロードが長く、頻繁に入る
祠のなかに入るとき、どこかにワープするとき、リトライの時……と画面が切り替わるあらゆるタイミングでロード画面が入る!
しかも微妙に長い!
一応攻略のワンポイントアドバイスみたいなものが表示されるのですが、もう少しサクサク画面遷移できればいいのにと思いました。
・料理レシピ一覧がない
これ、本当に何故ないんでしょうか?
今持っている料理からレシピを見ることはできても、レシピから必要な材料を調べることができません。
行く先々でレシピを知っても自分でメモしておくか、レシピが載っている本やら教えてくれた人に聞くしかないので、非常に不便。
最初から攻略サイト等をあてにした作りというのもちょっとどうかと思います。
この程度は基本的な機能として実装して欲しかったです。
・ポーチ内のカテゴリ切り替えが面倒
左スティックを使うにせよ、方向キーを使うにせよ、いちいちページを送らないと目的のカテゴリにたどり着けない。
勢い余って目的とは別のカテゴリにまでページを送ってしまうこともしばしば……。
例えば武器なら武器カテゴリ、素材なら素材カテゴリにボタンひとつで切り替えができるようにしてほしかった。
それが無理ならカテゴリごとに背景の色を変えるだけでも見分けがつきやすかったと思います。
・武器がすぐ壊れる
壊れるのはいいとして、もう少し耐久度があっても良いですね。
せっかくいい武器を手に入れても壊れるのが嫌でリモコンバクダンや、しばらく待っていれば切れ味が回復するマスターソードばかり使っていました。
そもそもあんなに性能のいい武器がたくさん種類があるのに、特別な武器を除けば売ってる店もなければ直す人もいないのはいくら文明が衰退したとはいえかなり不自然なのでは……?
あれだけいろんな材料を拾えるのだから、武器を作ってもらえるとか改良できるとかしてもよかった気がします。
・雨天時の崖のぼり不可
雨の日は足が滑って崖登りできません。
崖をのぼっている最中に雨が降ってくるとこれまでの苦労が水の泡に……。
雨宿りできそうな場所がそうそう都合よく近くにあるわけでもないので、焚き火を作って雨がやむまでひとまず暇を潰すということもできない。
リーバルトルネードを使えばある程度高いところまで飛んで行けるのですが、回数制限があるから積極的に使いたくはないですしね。
ダウンロードコンテンツに滑落防止の装備品がなかったのは本当に残念です。
(同じく雷もかなり鬱陶しいんですが、無効にできる装備品が手に入るのでよしとします。)
・馬は基本的に旅先で乗り捨て
馬はリンクと一緒にワープできず、当然崖も昇ることができないので、行った先で乗り捨てせざるを得ないのは不便でした。
(馬宿で呼び戻してはもらえる)
例えば馬で走っている間に気になる崖を見つけたとしたら、馬は崖の下に放置し、崖をのぼりきったあとはリンクだけが徒歩で移動するしかないです。
口笛で呼ぶにも馬が来れない場所だったりあまりに遠いところであれば来てくれません。
そういうわけであまり移動手段として使い勝手が良いと感じられず、プレイ中はほとんど徒歩で旅をしていました。
ダウンロードコンテンツではこの辺りが解消されており、とある馬具を手に入れればある程度制限はあるものの、どこでも馬を呼び出すことができるようになっています。
【難易度 3】
・ゲーム序盤の難易度が高い
体力の少ない序盤は敵の一撃が致命的なダメージに繋がるし、少しの操作ミスでゲームオーバーになりやすく、アクションが苦手な人にはかなり大変かもしれないです。
それでも攻略の自由度が高いので何とかなりますが……。
ダウンロードコンテンツで、最も重宝したのがバトル回避に役立つ装備品、次に設置した場所にいつでも戻れるアイテムです。
ゲーム発売当初はこれらがなかったわけで、もしそのころプレイしていたらさらに難易度が高かったのではないかと思うとちょっと気が遠くなりますね……。
・ダウンロードコンテンツが縛りプレイ強要
第一弾、第二弾ともに購入しましたが、追加されたチャレンジがどちらも縛りプレイを強要される内容で、私のようにアクションが苦手な人間にはとても難しく感じました。
自由な攻略が今作の良いところだと思っているので、それを潰してしまうような試練の内容には全く魅力を感じませんでした。
特に第二弾「英傑たちの詩」は、最近苦労の末にようやく120個の祠をクリアした身としては、また似たような試練を、しかも色々制限つきでクリアしなければならないので、うんざりしてきて途中でやめてしまいました。
英傑たちのエピソードは気になりましたが、そのためだけにあの大量のチャレンジを頑張る気にはちょっとなれませんでした。
(開発者の方には申し訳ないんですが、このくらいのエピソードなら最初から普通に本編に組みこんであってもよかったのでは?と)
クリア後、しばらくプレイから離れていた人が挑戦するにはちょうど良いかもしれないです。
COMMENT
ゼルダの伝説シリーズはこれが初挑戦。Switchは旧型モデルで、ほとんど携帯モードでプレイしています。
Switch購入は本来別のゲームのためで、発売まで待っている間にやるゲームとしてネット上で評判のよかった今作を選びました。
某所でオープンワールドのゲームの代表作として今作の名前があがっていて以前から興味を持っていたこと、またゼルダの伝説シリーズはこれまで未プレイだったことも挑戦することを決めた理由です。
評判は伊達じゃなかった!あまりに面白くて時間が吸われまくる!何て恐ろしいゲームを買ってしまったんだ……と何度思ったことか。
BADにあげたとおり問題点はあるものの、それを上回る魅力があります。
Switchを持ってる方全員に是非やっていただきたい名作です。
アクションが苦手でも大丈夫、何とかクリアできます!(ちなみに私は未だにバク転もガードジャストもできません……)
長らく任天堂開発のゲームから離れていましたが、やっぱりすごいなと思わされた素晴らしいゲームでした。
ありがとう、ブレスオブザワイルド。
続編が決定したそうで、とても楽しみですね。