ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
中央値: 83 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 12.73 難易度 2.75 mk2レビュー数 20ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt |
85pt
GOOD!
オリジナリティ
ジャスト回避でスローモーションになったり、壁を登ったり、物理演算が取り入れられている等の要素がこのゲームにはあり、それらは決して目新しいモノではないのでオリジナルとは言えそうにありません。しかしそれらのどれもが高い完成度でまとまっていて組み合わさることにより全く新しい体験を私達に与えてくれます。
グラフィックス
流石にps4などのゲームと比較すると解像度の点では軍配が上がる事はありませんが、このゲームの注目すべきは空気感です。リアル過ぎずアニメ調過ぎずな絶妙バランスのグラフィックスで風に揺れる草木や白銀の雪原が描かれている様は圧巻の一言です。まるで自分が画面の中にいるかのような没入感を味わえます。
音楽
フィールドでは気まぐれにピアノの微かな音が聞こえるぐらいでほとんどSEのみです。しかし敵と遭遇した時には一変して流れるような躍動感のあるピアノ音楽が流れます。この静と動のコントラストがゲームをより面白くしてくれます。
熱中度
先述の通りこのゲームは没入感が凄く止め時が見つからないので、
1時間だけプレイするつもりが気づけば5~6時間経っていたなんて事もよくあります。私も買った初日は16時間連続でプレイしてしまいました。
BAD/REQUEST
満足感
満足感が5ptで無かった理由としては後に述べる快適さの点ともう一つは「ゼルダ成分」が少し足りなかった所でした。要するに従来のゼルダを期待してこのゲームをプレイすると少し肩透かしを食らった気分になると言う事です。そもそも ゼルダのアタリマエを見直す と言う名目でこのゲームが作られたのでそれは仕方ありませんが ファンとしてはもう少しゼルダらしさが欲しかった所でした。しかしまあゲーマーとしてはこの上なく楽しめたので 決してつまらなかったと言うわけではありません。
快適さ
操作感はそれほど不快ではありませんでした。武器選択が少し複雑だったのとダッシュジャンプが若干やりづらいくらいです。よく言われているフレームレートの問題は全く気にならず 最近ではアップデートで改善されているようです。それでも許せない問題点もあって、それが雨です。雨の中では滑りやすくなるので壁登りがほとんどできず冒険の妨げでしかありませんでした。焚き火を焚いて時間を進めようにも当然火はつかず、綺麗な景色も雨の前では為す術がありません。アップデートでの早急な対応もしくはDLCでもいいので雨でも滑らない道具や晴れにする道具の用意が望まれます。
COMMENT
オススメポイントはこのゲームの世界の許容範囲が恐ろしく広くかつ濃密である事です。例えばスイッチを押している間しか開かない扉の前でプレーヤーは近くにあるタルでスイッチを押す事もできれば 持ってるリンゴをいくつか置いて押す事もできるし 物体の動きを止めるアイテムでスイッチを止めている間に扉を通過することだって出来ます。そう言う意味では今回の謎解きは用意された正解を当てて目的を達成する事を楽しむよりもいかにして目的を達成するかを自身で自由に考えるそのプロセスを楽しむ物になっています。つまりプレーヤーの考える事の95%ぐらいは実際に出来てしまうと言う事です。
フィールドの濃密さに関しては あらゆる所に配置されたオブジェクトにプレーヤーは心を奪われます。目的地に行く道中でモンスターに襲われている人と遭遇し、助けてやるとお礼に食べ物をくれます。さらにその先にモンスターのアジトと宝箱を発見し意気揚々と突撃しますが返り討ちにあい泣く泣く退散します。しかしその先に祠を見つけ強い弓矢を手に入れます。祠から出た後はその後武器でさっきのモンスターにリベンジを果たし見事宝箱をゲットします。
というように寄り道させる工夫が随所に散りばめられていてそのためプレーヤー は当初の目的などすっかり忘れてその日を終えるのです。
ゼルダシリーズはどれも本当に面白く、任天堂の底力をまじまじと見せつけられます。今作も例外ではなく、私のプレイしたゲームの中でも三本の指には確実に入り 2週間で100時間以上プレイしたのはコレが初めてでした。とにかく国内外で絶賛の嵐となっているので是非プレイしてこの世界を堪能して貰いたいです。
アクセスランキング
-
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
オープンエアアドベンチャー / 1人用
■価格:7538
■発売日:2017-03-03
-
Splatoon2 (スプラトゥーン2)
アクションシューティング / 1~8人用
■価格:6458
■発売日:2017-07-21
-
Xenoblade2 (ゼノブレイド2)
ロールプレイング / 1人用
■価格:8618
■発売日:2017-12-01
-
OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)
ロールプレイング
■価格:7344
■発売日:2018-07-13
-
インディヴィジブル 闇を祓う魂たち
アクション / ロールプレイング
■価格:4950
■発売日:2020-07-16
-
マリオ+ラビッツ キングダムバトル
シミュレーションアドベンチャー / 1~2人用
■価格:6458
■発売日:2018-01-18
-
AMNESIA for Nintendo Switch
アドベンチャー
■価格:6804
■発売日:2019-09-12
-
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
アクション / 格闘
■価格:7776
■発売日:2018-12-07
-
オーバーライド 巨大メカ大乱闘 スーパーチャージエディション
アクション / 格闘 / パーティー
■価格:4620
■発売日:2019-12-12
-
カードファイト!! ヴァンガード エクス
シミュレーション / テーブル / ストラテジー / アドベンチャー
■価格:7538
■発売日:2019-09-19
GOOD!
○オリジナリティ
シリーズとして長いゼルダの伝説ですが、そのお決まりとなったあらゆる点を見直して新たな原点回帰をし生まれ変わったゼルダ最新作!
想像をはるかに超える広さのハイラルを、山も、川も、平原も、洞窟も、村も、ダンジョンも、なにもかもすべて自由に遊びまわれる圧倒的自由度!圧倒的広大さ!この凄さを言葉で説明しろというのはちょっと難しいと言わざるをえないほど凄まじいです。
ゼルダと言えば手に入れたアイテムで道を拓きつつ、ダンジョンを攻略し、また次のダンジョンを目指すというような順番どおりクリアしていくのが通例になっていて、それがやや窮屈さがあったものをすべて解放してしまった今作。どこに行くも、何をするも自由、ダンジョンの解法も一つではなく、あらゆるアイテムやアイデアでクリアできます。目的地を目指すのもどう行くのも自由、ただもうこのゲームを表現する言葉は「自由」以外にありません。
ある程度のゲーム的ルールは存在しますが、それを使ってどう遊ぼうがプレイヤーの次第!冒険の仕方、思い出がプレイヤーそれぞれの進み方でまったく変わります。
武器や盾に耐久度が加わったり、剣だけでなく槍や斧なども加わり、今までのゼルダシリーズとはかなり変更が加わっていますが、その面白さはまさにゼルダ!オープンワールドの広大さ、大ボリュームに加えゼルダシリーズの高いゲーム性がその上に加わり、歴代最高傑作と言っても過言ではないレベルに到達しています!
○グラフィック
綺麗です、素晴らしいとしか言いようがないグラフィックです!
アニメチックに表現された世界ですが、その美しさは圧巻です。
イベントシーンもぐっとくるものが多く、また演出力も素晴らしい!
ゲームとして視覚的にわかりやすい色使いがされていたりと親切さもまさにゼルダ!でも決して世界観を壊してしまうような表現にはなっておらず上手く溶け込んでします。
グラフィックを綺麗にするだけを考えるのではなく、ゲームとしてわかりやすい点も重視しているのはさすがとしか言いようがありません。
○音楽
素晴らしい、素晴らしすぎます!
世界観を表現するために音楽はあまり派手には流れないのですが、世界の雄大さ、静けさ、敵が近づいてきたときの緊張感、流れるように音楽が変わりゲーム世界に溶け込んでいます。
過去作の音楽がちらっと流れたりするファンサービスもあり本当に嬉しくなります。
○熱中度
熱中します。一度プレイするとあれもやろう、これもやろう、あそこまで行こう、あそこは何があるんだろう、あれ集めよう、あれ探そう、、、果てが無く終わりどころが見つかりません。軽く2~3時間は過ぎてしまします。
○快適さ
オープンワールドでよくあるワープが使えるのはやはりありがたいです。
あと弓矢の照準をジョイコンで狙えるのは本当に良かったです、圧倒的に狙いやすい!
あとこれはスイッチ本体の機能ではありますが、スリープ機能は便利でした。遊ぼうかなと思って電源を入れてから遊ぶまでの時間が早い!終わりたいときも早い!
○難易度
歴代シリーズと違い防御力や攻撃力の概念があり、敵もけっこう強いです。
ですがそれがまた楽しい!敵が強いからこそ考えて倒そうとしますし攻略できたときの達成感もあります。
○キャラ&ストーリー
圧倒的王道です!魅力的なキャラクターたちにシンプルな勇者物語です。
メインキャラたちも魅力的ですが、村人一人ひとりも個性があり魅力的です。
ゼルダ特有の明るいキャラたちだけどどこか面白おかしいキャラたちは見ていて楽しいです。
また本編で語られないようなことも日記を読んだり探索しながら自分で考察対象を発見したりと世界観を掘り下げる要素も満載です。
○探索要素
ミニダンジョンの祠は探すことそのものも楽しいですし、中の仕掛けをクリアするのも楽しい!そしてクリアすれば当然報酬がもらえる。最高です!探索する、謎解きする、ゼルダの楽しさの一番大事なところで一番の魅力だと思います。
またデクの実を集めるのも楽しいです。ちょっとしたところにいるので、大抵{あれ?これは・・・」と思ったところには必ずいます。とにかく今作は探索が最高に楽しいです!
○なんでもできる
「これもしかして」「これこうできないかな?」「こうしてみたら、、、」全部できます!
一見ただの飾りかと思えるようなものも触れます、動かせます、そしてそれが謎解きになっています。すごい、凄すぎます!ある程度のルールはありますが、本当にいろんなことができます。書いてしまうとプレイしてない方の楽しみを削いでしまうので書けませんが、いろんなアイテムを使って、アイデア次第であらゆる攻略、謎解きができます。
今作のゼルダ最大の魅力はまさにこれに尽きます!!!
BAD/REQUEST
○快適性
・料理
料理をするために、アイテム欄→持つ→選ぶ→画面を戻す→鍋に放り込む→待つという手間のかかる動作が必要です。今作はこの料理が回復手段の要なので面倒です。
一度作った料理はリストにできてそこから作れるとかでもよかった気がします。
・馬
馬自体はすごい楽しいんですが、馬で移動してからワープしてしまうと馬をそこに置いてけぼりにしてしまいます。ワープしたらその馬をまたそこまで迎えに行かなければならないのは不便でした。もっと馬に乗りたいのにそれが面倒で探索のお供としてはなかなか連れていけないのは寂しかったです。
・ロード
ちょっと長いです、でもちょっとです。
○王道すぎる
王道であるのは最高です!最高ですが、時オカや夢を見る島のような衝撃的なところが少なくストーリーの刺激がちょっと足りないかもしれません。
十分すぎるほど魅力的なストーリーなのですが、大どんでん返しや予想を大きく超えた展開というのがあまり無いのはもったいなかったかなと思います。
○今までのゼルダと違う
これは好みによると思いますが、今までのゼルダと違いダンジョンそのものは短いです。
ですが世界まるごと大きなダンジョンのようなものなので探索ゲーとしては楽しいのですが、過去作のようなしっかりとした大きな謎解きダンジョンを求めている人には物足りないかもしれません。
○ありすぎるボリューム
並みの大作ゲームをさらに超える広大な世界とボリュームがあります。
ゲームファンとしては嬉しいのですが、あまりにもありすぎるのでコンプリートなんて目指そうものなら数百時間は軽くかかるだろうと思います。まぁそれでもそのボリュームを楽しく遊べてしまうほど素晴らしいゲームなのですが、人によってはクリアできずに終えてしまう人もいるかもしれないとは思います。購入される方は覚悟が必要と思います。
COMMENT
歴代ゼルダ最高傑作、、、文句無しです!!!!
時のオカリナで神ゲー中の神ゲーとまで言われて以来、その後どうしても時オカの壁を越えられずにいた印象があったゼルダシリーズですが、ついに越えました。
何も言うことはありません、神ゲー中の神ゲーです。みなさん買ってください。
オープンワールドのゲームなら昨今いろいろありますが、あらゆる点でハイレベル、圧倒的楽しさ、自由さ、美しい世界、親切でわかりやすいゲーム性、魅力的で明るいキャラクターたち、気持ち良い王道の物語、オープンワールドゲーの中で傑作の一つになるのは間違いありません。
スイッチの発売同時タイトルにして、おそらくこれを超えるゲームはスイッチでは出ない可能性すらあると思わせるほど凄まじい、それこそ恐ろしいほど凄まじいゲームでした。
スイッチを持っていて、大ボリュームで自由に探索したりするゲームをやりたいという方にはぜひプレイしていただきたいです。
任天堂という老舗ゲームメーカーが新時代に向けて底力を示した一作だと思います。
今から冬に出るという追加ストーリーDLCが楽しみです!
[プレイ環境:42インチフルHD、ジョイコン分離操作]