ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
中央値: 83 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 12.73 難易度 2.75 mk2レビュー数 20ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 2pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
70pt
GOOD!
○快適さ
これについては良い点悪い点あるが、良い点について。洋ゲーのオープンワールドに慣れていたので、キャラクターのモーションや背景、セリフ回し、ストーリーなど、とても丁寧に作られていて好感がもてる。アクション面でも取り回しやすく、GOOD。
移動方法も馬や盾サーフィン、パラセールなど、種類が豊富でGOOD。
○グラフィック
スイッチ初めてのソフトだったので他と比較できていないが、携帯タイプではとても綺麗。テレビに映すと多少モヤっとするが。
○満足度
満足度は総じて高い。海外が主流だったオープンワールドのゲームを、良い意味でしっかり国産ゲームとして制作できている。海外OWを散々やってきていたので、はじめのうちは不満点も多かった。(敵以外は攻撃できない、壊せない物が多い、基本的に悪いことは何もできない、等)しかし慣れればこの世界にのめり込んでいた。
なんにせよ、海外のゲームのような雑さが一切なく、これだけのボリュームなのに、細かいところまできっちり丁寧に作り込まれている点に非常に好感が持てた。その辺に国産ならではのきめ細かさが見えた。
○ゲームバランス
とにかく秀逸なバランス加減。レベルという概念がないので、基本的にはプレイヤーの腕次第のところがあるのだが、いつの間にか当初太刀打ちできなかった強敵を難なく撃破できるようになってしまうところ、この辺のバランスが素晴らしい。基本何度も死にまくるのだが、確実に腕前が上がっていくのを実感できるのでストレスではなかった。難易度も簡単すぎず、難しすぎず、ちょうどいい。
BAD/REQUEST
○音楽
まずこれは皆無に等しい。SE程度。
○ボリューム不足
オープンワールドゲームの特徴として、永遠に遊べるのではないかというほどのボリュームがあるのだが、このゲームは基本それがないように思えた。確かにマップは広いのだが、点在している宝箱も、後半はほとんどいらないものばかりなので集める気にならない。良い武器取ってもすぐ壊れるのである程度で妥協しちゃう。それ以外はミニゲームレベルのお遊び程度なので、寄り道する気になれない。祠も、ガンバリゲージMAXにしてライフもそれなりに増やせれば、あとは不要になってくる。
自分の場合はある程度祠回って、ある程度武器集めて、ある程度防具強化してメインストーリークリアしたらもうやる気はしなかった。70時間ぐらいだったかな。
メインストーリーが短い。これだけ集中してやれば2~30時間程度でクリアできちゃうんじゃないだろうか。もう少しメインストリーでマップ中を引きずり回されたかった。
○快適さ
ワープのロードが長い。仕方ないんだろうけど。
武器や盾が壊れるのはいい。でももう少し耐久力を上げてほしかった。せっかく強力な武具を発見しても、「もったいない」性分が出てしまい、結局ラストまで一度も使わなかった、なんてものもたくさんあった。これのせいで協力な武具探しをする気も削がれる。どーせ壊れるんだし・・と。
天候で左右されすぎ。雨降って崖登れなくなるのはいいんだけど、それなら雨をやり過ごせるアイテムが欲しいところ。テントや、もしくは雨でも崖が登れるようになる装備品とか。雨だと火おこしもできないので、結局またワープで馬宿に戻り、時間を潰し、再度チャレンジ、みたいな面倒な作業がちょいちょい発生した。
COMMENT
総じて、満足。
海外主流だったオープンワールドをよく国産でここまで作り上げたな、と。それもただの焼き回しではなく、ちゃんと国産ならではの良さも加えられていて、とても楽しく遊ばせてもらいました。
ただ上にも書いたけど、やっぱりボリュームの少なさ、というか、魅力的な寄り道要素があまりなかったのが残念かなぁ。追加コンテンツとかよほどハマった人しか買わないと思うし。もう少しメインストーリーを長くするかどうにかして、追加コンテンツなしでこの世界観をもっと長く楽しめるようにしてほしかったな。それだけです。
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GOOD!
・自由度の高さ
とにかくどこにでも行ける。山だろうが崖だろうが視界にうつるものほぼ全てに登ることができる。ただ歩き回っているだけで楽しい。
試練の祠も謎解きの回答が1つではなく、様々なものを用いて自分なりのやり方で(時には強引に)突破できたりなどこちらの意味でも自由度が非常に高い。
・尋常ではないやり込み要素の数
100を超えるミニダンジョンやコログの実、素材集めや料理のバリエーション、野生馬の厳選など挙げればキリがない。そろそろプレイ時間が300を超えるがとてもコンプリートできそうにないくらいの圧倒的ボリューム。
・グラフィック
人物はトゥーン色が強めに出ているが、岩肌などの背景はリアルに描かれており実際に大自然を冒険しているかのような気分に浸ることができる。
・人々との交流
ムジュラのように時間帯によって人の動きが変わったりイベントが起こったりと非常に細かく設定されており、世界観のリアルさに拍車をかけている。さらに交流することによってできることが増えたり、村を作ることも可能などやり込む価値もある。
BAD/REQUEST
・メインストーリーについて
今作はサブのやり込み要素を重視したつくりであるためメインのストーリーが物足りない。
リンクの記憶の断片など少しの情報しかないため仕方がないが、英傑のキャラがやや弱く、一部はマンネリ感もある。今後に期待。
・メインダンジョンについて
メインダンジョンが4つしかなく、設定上仕方ないが内部風景もにたようなものばかりで敵も呪い関係ばかりでバリエーションも少なく殺風景に感じた。
ボスも全員属性の違うだけのカースガノンでダンジョンのボスに会うワクワク感が薄い。
クリア後は二度と入ることができず、後でゆっくり探索、なんてこともできない。
・雨
雨のときは取れる素材が増えたり隠密性が上がったりするが崖ですべる、焚火ができない、雷に備えて装備を変えなければならないなどマイナスの面が印象深い。さらに頻度もかなり多く鬱陶しい。
・武器について
武器が壊れるシステムは別にいいが、マスターソードが壊れるのは個人的にいただけない。
おまけに耐久も低く普段は威力も低い。
ハイリアの盾は耐久は高いがいずれは壊れる上買値は高いので結局使わなくなってしまう。
従来の装備で気軽に歩き回れないのが残念。
・音楽
音楽については個人的には微妙だが、背景や作風にはよくあっていると思うので特に言及はしない。
COMMENT
メインコンテンツの物足りなさからやや悪い面が多く書き出されてしまったが、それを大きく上回るレベルのやり込み要素の膨大さ、優秀さで歴史に残る傑作であることは確信できた。
3Dゼルダの当たり前を大きく見直した今作はこれからのゼルダのありかたに大きく影響を与えただろう。