ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
中央値: 83 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 12.73 難易度 2.75 mk2レビュー数 20ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
88pt
GOOD!
とにかく探索が楽しい。
シナリオは各地を巡る形で展開する上にラスボスと戦うための力も各地を巡ることで得られるため、ハイラル中を駆け回ることになるのだが。
とにかくどこへ行っても祠(強化)、塔(マップを強化)、コログ(武器の所有数増加)、記憶(シナリオ)、神獣(シナリオ、ラスボス弱体化)、キノコや木の実動物や虫や鉱石(クラフトアイテム、売却用)、敵、イーガ団(敵)、野生馬、大妖精(強化)、馬宿(宿屋)、変なスポットととにかく何か一つはある。
特にコログの配置はかなり絶妙で、ハズレルートというか、間違って変なところに入り込むと大体コログがいるってくらいこっちの動きを計算して配置されている、本当に驚く。
またシナリオに関してはメインを記憶をたどって過去に何があったかを紐解くというスタイルで、
メインシナリオの一つである過去の記憶をハイラル各地に配置、その記憶が結構絶妙なところにあり「敵が強いから迂回しよう」「なんかなんもなさそうだけどなんかありそうな気もするからとりあえず行ってみよう」とすると大体祠かコログか記憶にたどり着くというのはなかなか、要はハズレルート、何もない行き止まりが殆どない、ハズレなしのゲーム。
要はシナリオの発生するポイントをひたすら回らせるという「やらされてる」形にしないようにしてかつ受注クエストを繰り返すという形でもなくシナリオを自然に表現しようとした結果というか、なかなかどうして。
rpgでよくあるハズレルートには宝箱(いらない)があるみたいなことにならない、シナリオ発生ポイントをひたすら巡りプレイヤーは何もしない(ボタン連打戦闘だけ)にならない作り。
本作は基本ルピーがたまりにくくなってるが、それも上の探索させるための計算のうちに入っている。
そのせいでとにかく飽きない、ゲームによくある「何もないとき」が殆どない、そのせいでえらく熱中する。
また和ゲーであるがゆえに、必要以上にグロ、暗くない。そのせいでプレイしてて疲れないギリギリの範囲を攻めてくる、だから途中でグロすぎて疲れて投げ出す心配があまりない。
難易度も絶妙で、難しいなら迂回、撤退、アイテムごり押し強行突破はどの判断も正解という作り、とにかく無意味な行動がないのがこのゲーム。
ゲームの投げ出しポイントを極力作らず、かつボタン連打ではクリアできない程度には難しくしている、相当な工夫というかテストプレイが行われたんだろうなと思う。
総合的に言って最高クラス、とにかく面白い。正直このレベルのゲームは家庭用ゲーム機向けの和ゲーでは7~8年であえてなかった。
BAD/REQUEST
グラフィックなのだが、据え置き向けで開発されているせいか、ふわっとした淡い色使いはいいのだが、外で携帯モードだと光って見にくい、携帯モードメインなのでそれが少し不満。
雨も雨で、イマイチ雨の時にできることがない、雨で楽しませる工夫が足りずストレス気味。
後リンクが家を買えるのだが、家におけるのが基本ベッドと武器だけという寂しさ、せめて台所とテーブルとなんかくらい置かせて。
地形はかなりいいのだが、まだ改良の余地?があるなって思う部分はなくもない感じ。
COMMENT
一時期ゲームをやめていた、理由はつまらなくなったから。そんな俺のゲーム熱を少し取り戻してくれたのがこのゲーム。
辞め時がわからずいつも遊んでいる。というかまだクリアできてない、然し面白いから早く終われとは思わない、世界を隅々まで探索したい、そんなゲーム。
音楽は良くも悪くもゼルダ、演出効果特化で地味目、ゲームのわき役的な感じ。
後この地形や作りを見てると、ゼルダ以外のゲームにも応用できそう。もっといろいろできそうなのだが、「ゼルダ」であるが故に行われてないことが結構ある気がする。
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GOOD!
掛け値無しに世界のどこへでも行ける本当のオープンワールド。
そしてそれ以上に、何をしてもいい、どこに行ってもいいという
どこまでも自由な作りになっています。
オープンワールドというと
「どこへでも行けますけど話のルートは決まっていますのでたどって下さい。
ただし寄り道はいっぱいあるので楽しんでね!」というパターンか
あるいは
「世界だけ作りました。ここで何をするかはあなた次第です。
後は知らないので好きに楽しんでね!」というパターンかどちらかですが
今作は違います。
ものすごく自由ですが目的はたった一つ。
「どんなルートを取っても結構、どんな手段を使っても結構ですから
とにかくガノンを倒して下さい。」という作り。
こういうゲームって実は最近ほとんどなかったりします。
試練の祠の仕掛けはすごく良くできています。
ノーヒントだとそもそも何をしていいか
わからないようなものもいくつかありますが
正攻法で解くも良し、多少ずっこいやり方を編み出すも良し。
結構解法も自由だったりします。
武器を集め防具を強化して祠をクリアしまくって最強リンクを作り
武装と資源の力でガノンを圧殺するも良し。
チュートリアル終了直後にハイラル城に特攻して
最速でガノンを討ち取るも良し。
まさに世界全体がスタッフからの挑戦状です。
難易度的な妥協もありません。難易度設定なんてものもありません。
ガチンコ勝負の難易度。
むろんこれも「勝てば官軍」とばかり資源で圧殺する手法なら
アクションの腕がなくてもどうとでもなったりします。
その辺の自由さもさすが。
画面もSwitchなりではありますが非常にきれいにできています。
トゥーン調としては最高クラスじゃないかな。
キャラクターのセリフや考え方は非常にしっくり来る和ゲー調。
大作ソフトの多くが海外製になっている今、なかなかうれしい。
BAD/REQUEST
どこへでも行ける自由度が売りのゲームで
雨になると山登りが制限されるのはかなりきつい。
無論その時間をどう使うのかも戦略のうちではあるのですが
ストレスフルな要素だったりします。
ゲームを一定以上進行すると、リンクをやたらつけ狙ってくる集団が
街道沿いをずっとストーカーしてきたりします。
ちょっと多すぎるというかこれも探索のストレス以外の何物でもない。
クリア後のやり込み要素となるとコログの実ということになりますが
残念ながらこれは単調そのもの。
仕掛けの種類は10種類くらいしかなく、延々その繰り返しになります。
まあそもそもこれは旅先でたまたま遭遇した物を拾えばいいだけで
全部集めるような物じゃないという話もありますが。
DLCは・・・ほぼ全部のコンテンツがいわゆる「縛りプレイ」です。
どんな手段を使っても勝てば良かったゲームなのに
資源圧殺戦法を全否定するのはいかがなものかと思います。
圧殺派としてはDLC買う気がしません。
UIは基本良くできていると思うのですが
アイテム関係の階層が少し深すぎて
必要なアイテムにたどり着くのに
少し操作が多くかかり過ぎるのが気になりました。
COMMENT
7割携帯モード、3割がジョイコングリップ。
ファミコン自体のゲームで、とにかくばかでかいフィールドを用意して
「その中を自由に動いて目的を達成してごらん」
というものがいっぱいありました。
このゲームは、そういうファミコン時代のゲームデザインを
現代の技術でガチンコに再現してしまった、恐ろしいゲームだと思います。
ゲームバランスも21世紀のものじゃなく、1980年代の鬼バランス。
ソウルシリーズあたりとは全く違う方向性で、
ぬるま湯に慣れきった現代ゲーマーに冷や水ぶっかける恐怖の作品です。
祠やダンジョンの仕掛けのあり方とか、
個人的には余り好きなタイプのゲームではありません。
仕掛けに対する試行錯誤をストレスなく繰り返せるという意味では
マリオオデッセイの方がずっと好きだし良くできているとは思います。
でも、そういう「好きじゃない」人に
100時間投げ出さずにやらせる作りって
恐ろしいものがあると思います。
決してお気に入りのゲームではありませんが、
このゲームの制作者に対しては全面的に敬意を表したいと思います。