ユーザーレビュー
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127人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
アクセスランキング
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オープンエアアドベンチャー / 1人用
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Xenoblade2 (ゼノブレイド2)
ロールプレイング / 1人用
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OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)
ロールプレイング
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インディヴィジブル 闇を祓う魂たち
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AMNESIA for Nintendo Switch
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カードファイト!! ヴァンガード エクス
シミュレーション / テーブル / ストラテジー / アドベンチャー
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オーバーライド 巨大メカ大乱闘 スーパーチャージエディション
アクション / 格闘 / パーティー
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大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
アクション / 格闘
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マリオ+ラビッツ キングダムバトル
シミュレーションアドベンチャー / 1~2人用
■価格:6458
■発売日:2018-01-18
GOOD!
アトリエシリーズはアーランドを中心に4作品プレイ済み。
アトリエのシステムが好きなので、シリーズやキャラクターへの思い入れは深くない方です。
【キャラクター】
アトリエシリーズの20周年を記念したいわゆるお祭りゲーム。
過去のシリーズから主人公を中心に多彩なキャラクターが参加しています。
アトリエシリーズは作品の世界感を共有する「〇〇の錬金術師」というシリーズがありますが、その垣根を超えた自由な掛け合いが見られることが最大の魅力だとおもいます。
キャラクター同士が原作での世代間・環境の違いなどを語り合う場面もあり、シリーズファンならニヤリとできる、原作をしらなくてもそこで理解できるように調整されていたと思います。
主人公キャラクター同士の掛け合いはほぼフルボイスだったように記憶しています。
(非ボイスキャラの入る会話はテキストのみ)
【満足度】
2周目までプレイしました。
頭を使う場面も多く、難しいクエストをクリアできた時は達成感が感じられます。
アトリエらしい適度な難易度で1周目はできなかったことを2周目で難なく回収し自由に遊ぶといういつものアトリエで進行します。
キャラクター数の多さ、街経営という新要素も加わって、周回プレイによる単調さも若干和らぎました。
街の経営要素は住民のニーズを意識して調合・採取・販売のバランスをとるというもので、達成するには人口やエリアの開拓のタイミングを考えなければならないため、それなりに歯ごたえがあります。とはいえ住民の不満は溜まりにくいので、ここが疎かになってもクリアに影響はなさそうです。どこにどんなお店を建てるか、誰をお店に配置するかを考えるのも楽しかったです。
2周目でトゥルーエンドを迎えるまで十分に楽しく遊べたと満足しています。
BAD/REQUEST
【グラフィック】
発売日に購入したわけですが、これはとんでもないクソゲーを掴まされたのでは!?と本当に不安になりました。
最初の場面で登場する主人公ネルケの領事館がマイクラで作ったようなカクカクで不自然な色味の豆腐建築…。なんだか狭そうだし、庭も柵も無いとはちょっと質素すぎませんか…。
ハッキリ言って3DグラフィックはPS2レベル、会話は立ち絵差分のみ動きます。なぜかネルケだけは3Dで口パクモーションがあるのですが、他のキャラは棒立ちなので不自然です。シーンとしては多くないのですが。
街を発展させていく、自由に建築物を配置するというシステムにグラフィックが追いついておらず、建築可能範囲と建築不可範囲の風景が完全に別物となって周囲から浮いています…。
なんか道路の色が変…。建物の地面と周囲の地面の色が違う…。
探索もなんかシュール…。円陣組んでなにをしているの?整備された街道の真ん中を掘って素材が出てくるんですかね…?街道のど真ん中に宝箱…!?雑すぎます。
せめてシナリオクエストの達成シーンくらいは力を入れて欲しかったです…。
【シナリオ】
薄味です。
お祭りゲーではありがちなことですが、キャラクター参入の経緯はちょっと無理やりかんがありますね…。サブキャラ達に至ってはどうやって来たのか不明…。
誰かに話しかけるとき必ずネルケがその人の家に足を運んでいるのも、ちょっとシュールですね。領主が住民の家に上がり込んで「何の話ですか?」って会話に混ざってくるの、かわいらしいネルケじゃなかったら決して許されませんよ。
そして本作オリジナルのキャラは4名、ネルケの物語としては納得できる最低限はみせてくれますが、ちょっと物足りない気もします。舞台が小さな街で完結してしまうのでこじんまりとしています。
COMMENT
個人的には満足行くまでプレイできました。
アトリエシリーズのファンなら定価で購入しても損ではないと思います。
グラフィックの悪さはBADに散々書いていますが、実は途中で慣れました。というよりプレイングに影響はないので諦めてたという感じでしょうか。
シナリオも、決して納得できないほど不足していたり不快なわけではありません。キャラクター数にパワーを割いた分薄味になっていると感じるものの、プレイの邪魔はしません。
ゲームの内容(クエストの難易度など)は丁度いいレベル設定で、苦労してクリアした達成感とクリアによる成長を感じられるアトリエらしい上手な導線ができています。
次々に街へ訪れるキャラクターにもニヤリとできますし、キャラクターの固有建築物もコレクター心をくすぐります。
最大の問題は序盤の印象の悪さ。本当に「買って失敗した」と思いながら縋るように進めました。
アトリエシリーズは序盤にはごくわずかなレシピしか作れない・素材がそろわない・敵に勝てないという不自由が、どんどん解消されていく”成長の実感”が大きな魅力だと思います。
街経営も同じで、エリアや都市機能が増えるごとに街の多様性と自由度があがっていきます。
また、お祭りゲームではどんどんキャラクターが集まっていく過程も含めてワクワクさせるものです。
このゲームの終盤~2周目はほんとうに楽しい。できること、やりたいことがたくさんあって、パズルのように組み合わせを変えながら試行錯誤できますし、2周目はできなかったことを回収できるようにささやかですが重要な特典付きでプレイできます。
ただ、本当に序盤は辛い…。
キャラは少ない、レシピは少ない、時間は足りない、何をしておけばいいかわからない、本作キャラの魅力もまだ描かれていない、そしてグラフィックはまるで荒野…。
総合して、アトリエシリーズの熱心なファンにはおすすめ。
ロゼとリディとか、〇〇の~の垣根を超えたやり取りが見られます。
アトリエ未プレイであれば、他のアトリエ作品の方が安くてシナリオに集中できるので良いと思います。ハッキリ言ってコスパ感は良くないです。