Xenoblade2 (ゼノブレイド2)
中央値: 60 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 19.23 難易度 2.50 mk2レビュー数 14ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
95pt
GOOD!
どうしてもゼノブレイド1と比較してしまいますが、
私が個人的にRPGに求めている要素についてはゼノブレイド1でも評価されていた部分を十分に引き継いでいたと感じました。
【オリジナリティ】
「ブレイド」という一見ソーシャルゲーム用のシステムがバトルとうまくマッチして、さまざまな戦略を考えられるようになっている部分は見事だと思いました。
また「ブレイド」の中には「レアブレイド」と呼ばれる特殊個体がおり、それらは外見、声、スキルなど一線を画した特徴を持っており、彼らを収集する目的もあります。驚いたことに、20体以上もいる彼らそれぞれにボイス付きの個別イベントを用意してあり、物凄い作り込みを感じました。
【グラフィックス】
特にイベントシーンはリアルタイムレンダリングでバリバリ動きます。カットシーンがとにかく秀逸で息を飲むようなムービも多々ありました。アニメ風のモデリングで、フェイシャルモーションなども多用しており表情が豊かです。一部、可変解像度となる場面があり、急にざらついたグラフィックになることがあります。しかし、フレームレートを考慮しての仕様であれば、この選択は私にとっては○でした。フィールドのダイナミックなデザインとそれに負けない幻想的な風景も1から継続しており、特にインヴィディア、リベラリタスの風景には見惚れてしまうことが多々ありました。
【サウンド】
BGMは圧巻の一言。BGMの質でゼノブレイド1を超えることは想像できなかったのですが、少なくとも横に並ぶことを許していると思います。突出して良い曲のあったゼノブレイド1と比較すると、全体的に力の入った曲の数が多い今作という印象です。個人的には、某ユニークモンスターに使われている曲は前作を凌ぐと感じました。SEについても基本的に気持ちの良い音を選択していると思います。
【熱中度】
総プレイ時間は150時間程度で、クリア後も継続しています。このクラスのボリュームを誇ったゲームで、最初から最後までダレずにプレイできた作品は珍しいです。ムービーゲーと揶揄される本作ですが、細かくムービーシーンが配置されており、人によっては好みの別れる部分だと思います。私もコントローラを置く時間はできるだけ短い方が良いと思っており、いわゆるムービーゲーの類には苦手を感じていましたが、まさかその解に「ムービーの質を上げることで飽きさせない作りにする」を持ってくるとは予想外でした。そのくらい、今作のムービーは質が高く作り込まれています。そのため、ストーリーに引き込まれついつい先が気になってプレイ時間が伸びていくという寸法です。アニメ仕立てな話区切りの構成で各それぞれの話にタイトルがついており、話のラストはタイトルで締めるのですが、そのあたりもアニメを見ているようで、演出としてgoodです。
【満足度】
本作は尋常ではないやり込みがありますが、全ては作品を好きになれるかそうでないかだと思います。そういった意味で、ストーリーを最後までやり切ることで、すっきりとした気分を味わえ、エンディングテロップの後、まだまだこの世界に浸れるということに嬉しくなってしまう、そんな感覚を覚えました。やり込みは自分で見つけて好きに遊ぶ派だったのですが、本作においては「面倒な作業」を愛情にてやり込むという事象が起きています。
【快適さ】
グラフィックの項目でも記載しましたが、フレームレートを保つためにグラフィックを落とす決断をしたことは評価したいです。また、スキップトラベルの読み込みが完全に終わらないままキャラクターを動作させるようにした思い切りについても、買いたいと思います。昨今、なかなかこの決断をできるソフトは少ないのではないでしょうか。また、文字が大きい点も他作品ではなかなか見られない快適な部分です。
BAD/REQUEST
【快適さ】
一部UIが使いづらいです。
特にブレイド関連のシステムの作り込みが甘く、地味にストレスを与えます。フィールドスキル周りとコアクリスタル同調の仕様はアップデートを期待するレベルです。また、1から継続してアイテム関連のソートが不便です。他にはチュートリアルが見返せないといった部分もありますが、個人的にはチュートリアルは(どんなゲームでも)ゲーム内で見返すことなど無いので、気になりませんでした。分からないことなどはネットで調べてしまうので。
COMMENT
キャラクターデザインなど一部ユーザの好みが分かれやすい部分があり、万人に進められるゲームではないかもしれませんが、ハマる人にはハマる傑作だと思います。個人的にはゼノブレイド1よりも楽しんでプレイさせてもらいました。まだまだたっぷり2か月くらいはやり込めると思っています。
また、一部グラフィックの低下を快適性とバーターした判断は間違っていると思いません。UIなど使いづらい部分がストレスとなり、快適ではないと感じられる部分もありますが、他作品ではなかなか見られない部分の快適性を改善した点を評価して快適さは4点としております。
32型TV使用。やり込み時は携帯モード使用。プロコン使用。
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GOOD!
バトルがとにかく楽しい。コンボをつないだり防御や回復行動をしたりするために仲間を切り替え、時には移動し、時には地形をも利用する。戦闘システムは独特で複雑なものの、それゆえにうまくハマったときにはどっぷりと浸れます。
フィールドは巨大な生物の体表という設定ゆえに、非常に独特な構造をしており、起伏にも富んでいます。
音楽はいずれもシーンにマッチしているだけでなく、個々のクオリティも最高で、なおかつ燃える曲や癒しの曲など、バリエーションにも富んでいます。
グラフィックはシリーズとしては歴代最高クラスで、他のRPGと比べても遜色はない出来だと思います。また、過去作はやや演出面が地味だったのが、必殺技といった要素の導入により豊かな表現になっています。
ロードはこの手の広大なフィールドをウリにしているゲームとしてはトップクラスの短さで、フィールドと戦闘は完全なシームレスとなっているなど、すこぶる快適です。
BAD/REQUEST
先に述べたように、戦闘システムはかなり複雑で、なおかつゲーム内チュートリアルは後で振り返ることができないのがネック。
フィールドも複雑なのが魅力でもあり欠点でもあるといったところで、目的地を示すガイドはあるのですが、それに沿っても迂回や仕掛けを解くなどしなければならない場面が多々あり、ライトユーザーにはちょっと苦しいものがありそうです。
シナリオは2周目をプレイすれば腑に落ちる場面ばかりなものの、1周目ではセリフの示す意味が理解できない会話が随所にあり、ある程度自分を無理やり納得させる必要があります。
また、困窮した世界設定の都合上、特定の集団や行為を過度に悪辣に描き、またそれを非難させるシーンも多く、やや鬱屈とした気分にさせられます。
COMMENT
全編携帯モードでプレイ。
前作(ゼノブレイド)と比較した場合、グラフィックとフィールドは勝り、音楽は同レベルの高さ、シナリオと快適性は劣り、総合的な完成度はやや落ちるといった具合です。
お世辞にも万人向けと言える内容ではないですが、ハイクオリティなゲームであることには間違いなく、ゲーマーを名乗る人には絶対に遊んでほしい作品です。
現在では低難易度モードの追加や数々のアップデートによる改善によって、発売当初に比べ遊びやすさがかなり改善されているので、それも踏まえると相当面白いゲームに仕上がっているといえるでしょう。