Xenoblade2 (ゼノブレイド2)
中央値: 60 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 19.23 難易度 2.50 mk2レビュー数 14ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足度 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 4pt |
65pt
GOOD!
・バトル
今作一の魅力。戦闘には二つのコンボがある。ひとつのドライバーコンボはアーツごとのリアクションを繋いでいくコンボで、もうひとつのブレイドコンボはブレイドの属性攻撃を繋いでいくコンボ。それぞれを同時に達成するとフュージョンコンボとなり、戦闘を有利に進めることができる。
ブレイドコンボを完成させると、大ダメージに重要な属性玉というのを敵に付与できる。そのためにドライバーコンボを合間に挟むことで、制限時間を緩和することができ、それがフュージョンコンボとなる。属性玉をいくつか付与できたら、チェインアタックで大ダメージを与えられる。属性玉は反属性の攻撃を与えると壊しやすくなり、壊すとチェインアタックをもう一順できる。
・フィールド
シリーズ通してフィールドが魅力。他作品には珍しく高低差がある。
・設定
アルスという巨大な生き物の上に人が暮らしている。
・ストーリー
なんか終盤は迫力あった。
BAD/REQUEST
・ブレイドがランダム
・リアクションが少ない
・パーティ編成の窮屈さ
プレイしていると上記のことで不満を感じた。ドライバーごとに新たに召喚できるブレイドはランダム。そのブレイドによって武器やロール、属性が決まるので、物語中盤は思ったようなパーティ編成を楽しめなかった。人によっては終盤でも不自由を感じると思う。
・独特な攻略法を求められる
途中、変わった攻略法を求めてくるボスが何体か出てくる。難しいというより面倒臭さを感じる。特に反射を持ったボスには、最初どうして負けているのか分かりづらかった。
・説明が雑
・説明を見返せない
戦闘システムはそんなに複雑ではないはずだが多くのプレイヤーを困惑させたのは、説明不足やそれを後から見返せないところにあると思う。それならそれで、見ただけでわかりやすいUIならよかった。
・敵がバトルシステムを見越した上での強さ
本来は問題ない点だが、前述の説明のわかりづらさで、人によっては減点対象になりかねない。
・メニュー画面の演出が長い
・特にボイス
メニュー画面でキャラクターのボイスが入る部分の演出が長い。特に傭兵団で、全員が成長して帰ってきたときはすこし長いと感じる。
ほかにもメニュー画面自体も、凝ってはいるのだがそれゆえに素早い操作を受け付けない点もすこし不満。
・マップが見づらい
左スティック押し込みでマップ拡大できるが、全容を見ることができない。スキップトラベルをマップ代わりに利用することもできるが、その場合はいちいち世界から現在地を選択しなければならないので手間。しかし、まともなマップはそれしかない。
おそらく探索が好きな人や隅々まで探索しなければ気が済まない人ほど、今作は不満に思うかもしれない。
・ハナちゃん改造
レトロ風味のアクションミニゲームが、レギュラーキャラクターの強化に必要となる。そのキャラが気に入ったなら何週も遊ばなければならなくなる。アクションが苦手な人や興味のない人にとっては苦痛。
COMMENT
良くも悪くもこだわりを強く感じる作品だった。作中の面白さは、終盤に偏っていてすぐにはわかりにくいかもしれない。
戦闘はとても楽しかった。しかしそれを阻害する要素もいくつかあった。
戦闘以外にはあまり興味がなかったので、評価に否定的な意見が多くなってしまった。
使用コントローラはジョイコン。
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GOOD!
王道ながら丁寧なシナリオ構成と挑戦的な演出の数々。
コメディタッチなノリからシリアスなシーンまで、今作はどこまでも少年アニメの雰囲気を忠実に表現しています。
元々ゼノシリーズは演出にこだわる傾向があり、ゼノブレイドシリーズにおいてはそれが顕著でした。
長いムービーシーンをこれでもかと詰め込み、息をもつかせぬ展開でユーザーに休息の暇を与えません。
まさにアニメを見ているような感覚です。
キャラクターの造形は前作から大きく変化を遂げましたが、根幹の要素は相変わらず。
プレイしていればいつものゼノブレイドの空気を味わえる筈です。
広大なマップ、作り込まれた絶景、奥深い戦闘システム。
特に今作の戦闘に関しては、ゼノブレイドのようなシンプルさと、ゼノブレイドクロスのような自由度を兼ね備えており、様々な戦略を試すことが可能です。
ゼノブレイドではレベル帯による補正が厳しく、難易度が体感的に高くなる傾向にありましたが、今作ではそのような縛りが緩和されているため、マイルドな調整になっているように感じられます。
マップについてはアルス単体に限ればオープンフィールドとなり、エリア間の移動から屋内の出入りまで、全てかシームレスになりました。
この辺りはゼノブレイドクロスの開発思想を取り入れているように感じられます。
シリーズをより発展させたいという、開発者の熱意が伝わります。
BAD/REQUEST
表面的な部分が発展を遂げている反面、内面的な部分ではまだまだ未熟さを感じます。
その主な要素がクエスト、及びそれと関連するゲームシステムです。
今作はクエストの内容が濃厚となり、代わりに総数が減少しました。
ただ、数こそ減れど、工数を加味するとそこまでボリュームに大差はありません。
何故ならクエストが中々終わってくれないからです。
一つ目的を達成したら、更に次の目的が提示されます。
報酬はクエストそのものが終わるまで受け取れません。
通常、目的が連続する場合は、その区切り毎にクリア扱いとするのが主流です。
多くのゲームではクエストを小刻みに分割することで負担を削いでいます。
しかしゼノブレイド2 では要求される全ての目的を達成するまでクリア扱いとはなりません。
よって課題が連続することになり、終わりが見えません。
一つのクエストが長いだけでも苦痛を伴いますが、更にレアアイテムの取得や長距離の移動、強敵の討伐を要求されます。
つまり探索、捜索を要求されます。
この二点について、大きく足を引っ張る要素がマップ。
ゼノブレイド2 のフィールドは過去作よりもより立体的にデザインされています。
しかしマップは平面的に描写するのみで、目的地に近い筈なのにマーカーが見えない、ということは普通。
描写範囲も狭いため、周りに何が存在するのか把握に苦労します。
つまり移動が苦痛であり、面倒なのです。
どこでどんなアイテムが採取できるかも記録してくれません。
目的のアイテムを集めるだけでも苦労を伴います。
よってクエストのクリアに一日を要することも珍しくはありません。
COMMENT
前作までとはテイストを違えながらも、高い完成度でまとめられた本作。
RPG通であればプレイして損はない筈です。
システムに不親切さはあるものの、クエスト関連を除けば不満はありません。
ゼノらしさを保ちつつ、ライトな雰囲気に寄ったゼノブレイドシリーズだからこそ作れるタイトルであると言えるでしょう。
次回作にも期待します。